インバータ過電流アラームの原因を切り分けた手順

田中健一
2026/7/24
2026/7/24

包装ラインの搬送モーターが起動直後に停止し、インバータにOC(過電流)表示が出ました。負荷側の詰まりと設定値のどちらが原因かを、現場で短時間に切り分けた事例です。

発生した状況

現場で確認した内容を、あとから同じ設備を担当する人にも伝わるように整理します。

前提と観察事項

  1. 対象は5.5kWの三相モーターで、通常運転時の電流は約8Aでした。
  2. アラームは始業後の最初の起動で出やすく、再起動すると一時的に動く状態でした。
  3. 直前の設備変更は、ガイドローラーの交換と搬送速度の変更でした。

確認したこと

安全を最優先にし、運転状態と停止状態を分けて、測定した値や作業前の状態を記録しました。

復旧・対策

  1. 安全を確認して機械側のベルトを外し、モーター単体で低速運転しました。単体では異常がなかったため、機械負荷側を確認しました。
  2. ローラー軸受の固着はありませんでしたが、ベルト張力が基準より約20%高く、起動トルクが増えていました。
  3. 張力を調整した後、加速時間を3秒から5秒に戻し、無負荷・製品ありの順に10回ずつ起動確認しました。

結果と気づき

起動時電流はピーク11Aから8.5A程度に下がり、OCは再発しませんでした。設定変更だけで済ませず、機械側の張力とインバータの加速時間を一緒に見ることが大切だと感じました。

測定値や判断の根拠を残しておくと、担当者が変わっても同じ切り分けを再現できます。

相談したいこと

同じような搬送設備で、加速時間やトルクブーストをどの順番で確認しているか教えてください。

※この投稿はデモンストレーション用のサンプルです。


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