産業用ロボットの原点ずれを再現して確認した事例
溶接ロボットの教示点が数ミリずれ、治具にワークが入りにくくなる不具合がありました。電源再投入で一時的に戻ることもありましたが、原点復帰、機械部品、教示データを順番に確認しました。
発生した状況
現場で確認した内容を、あとから同じ設備を担当する人にも伝わるように整理します。
前提と観察事項
- ずれは第2軸と第3軸に集中し、TCPの先端で約3mmの位置差になっていました。
- ロボット本体のアラーム履歴には、エンコーダー通信異常が一度だけ残っていました。
- 近くで溶接機を使う時間帯に発生し、ロボットの電池交換時期も過ぎていました。
確認したこと
安全を最優先にし、運転状態と停止状態を分けて、測定した値や作業前の状態を記録しました。
復旧・対策
- 作業エリアを立入禁止にし、低速の手動運転で各軸の原点位置とマークを照合しました。
- 原点データを変更する前に、現在値と教示データをバックアップしました。
- 電池を交換し、アースとエンコーダーケーブルのコネクターを確認してから、マスターリングを実施しました。
結果と気づき
マスターリング後は教示点が復旧し、100個の試運転で位置ずれは再発しませんでした。ロボットの原点調整は、データを上書きする前のバックアップが重要だと再確認しました。
測定値や判断の根拠を残しておくと、担当者が変わっても同じ切り分けを再現できます。
相談したいこと
メーカーや機種が異なる場合の原点ずれ確認で、最初に見る項目を共有してもらえると助かります。
※この投稿はデモンストレーション用のサンプルです。

コメント
同じような経験があります
設備保全会社で現場対応をしている立場から、原点データを変更する前にバックアップを取る手順が大切だと感じました。電池交換の期限とマスターリングの記録を、設備台帳に追加したいです。※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。
鈴木大輔です。コメントありがとうございます。今回の確認では、マスターリング後は教示点が復旧し、100個の試運転で位置ずれは再発しませんでした。ご質問の「メーカーや機種が異なる場合の原点ずれ確認で、最初に見る項目を共有してもらえると助かります」は、次回の点検記録に確認項目として残します。※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。
安全面での補足です
品質・安全の立場では、投稿内容を読んで、メーカーや機種が異なる場合の原点ずれ確認で、最初に見る項目を共有してもらえると助かりますという点も気になりました。設備の型式や運転条件が違う場合は結果も変わると思うので、条件をそろえた比較記録があると、さらに参考になりそうです。※このコメントはデモンストレーション用のサンプルです。